2012-01-01から1年間の記事一覧

鴨川ホルモー/万城目学

鴨川ホルモー (角川文庫)作者: 万城目学出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2009/02/25メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 221回この商品を含むブログ (322件) を見る解説にある通り、一回読んだらちょっと忘れられないな、というお話。 …

ボトルネック/米澤穂信

ボトルネック (新潮文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/09/29メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 126回この商品を含むブログ (168件) を見る金沢、東尋坊を中心に不思議な出来事に巻き込まれる高校生のお話。 グロテスクな描写があるわ…

げっぽう

一応毎週末は戻ってきてるのだけれど、なんだかんだで更新が滞ってしまっていた。 スタートからいきなり躓いて転げ回った感じだったけど、一応大学院生やれています。 大学院に入ってようやく自分の机を手に入れられたし、院生室は、方向性が違う部屋ではあ…

三匹のおっさん/有川浩

三匹のおっさん (文春文庫)作者: 有川浩出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/03/09メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 92回この商品を含むブログ (162件) を見る有川浩が文庫化されてるとすぐ手が出るようになってきた。 手が出てから、読み終わるまでの…

GOTH 夜の章、僕の章/乙一

GOTH 夜の章 (角川文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 79回この商品を含むブログ (414件) を見るGOTH 僕の章 (角川文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫…

現実逃避

これから先二年間のおおよその方向が決まる試験があって、その結果とそれに応じた方向性の発表があった。 考えすらしていなかった、一番最悪の結果になってしまった。 ちょっと、というかかなり、思っていたのとは違う二年間になりそう。 まさか自分がそうな…

儚い羊たちの祝宴/米澤穂信

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/06/26メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 32回この商品を含むブログ (84件) を見るバベルの会関連の短編集。 米澤流暗黒ミステリの真骨頂、らしい。 玉野五十鈴の誉れはStory…

Story Seller

Story Seller (新潮文庫)作者: 新潮社ストーリーセラー編集部出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01/28メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 132回この商品を含むブログ (159件) を見る有川浩がやっぱり良いなと再確認できた。ストーリー・セラーにとても満…

天帝妖狐/乙一

天帝妖狐 (集英社文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2001/07/19メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 59回この商品を含むブログ (163件) を見る自分の求める乙一色がかなり出ていたような気がして良かった。 叙述の仕方が特徴的である作品が多い…

夏と花火と私の死体/乙一

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2000/05/19メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 218回この商品を含むブログ (332件) を見る小野不由美の解説を読んで、乙一のどこが好きなのかの言語化が得られた気がする。 異常…

本のこと

最近、登場人物が二十代であるような物語を特に好んで読んでいる気がする。 小・中学生くらいの頃は、パスワードシリーズだとか、宝島とか十五少年漂流記とか、その位の話が好きだったし、高校時代はあんまり本を読まなかったけれど、やっぱり十代後半くらい…

大学生からの卒業

更新するの、久しぶりだなって。 つい先日、卒業式があった。出なかったけれど。 いつの間にか、書き始めてから随分と時間が経っていて、書き方も、書く内容も、始めた頃とはかなり変わったように思う。 その変化は別に誰かにとっての損得にかかわりはしない…

月だけが、私のしていることを見おろしていた。/成田名璃子

月だけが、私のしていることを見おろしていた。 (メディアワークス文庫)作者: 成田名璃子出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2012/02/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見るタイトルと表紙だけで興味を…

ZOO 1,2/乙一

ZOO 1 (集英社文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/05/19メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 61回この商品を含むブログ (305件) を見るZOO 2 (集英社文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/05/19メディア: 文庫購入: 5人 クリ…

鼓笛隊の襲来/三崎亜記

鼓笛隊の襲来 (集英社文庫)作者: 三崎亜記出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/02/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (14件) を見る最後の最後でゾッとするような、そんな話が多かった気がする。 校庭が、一番好きだ。 鼓笛隊の…

失はれる物語/乙一

失はれる物語 (角川文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/06/24メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 77回この商品を含むブログ (249件) を見る乙一という作家がいることは、本屋で背表紙を眺めているうちに知っていたのだけれど、どんな感じ…

川をくだる小人たち/メアリー・ノートン

川をくだる小人たち―小人の冒険シリーズ〈3〉 (岩波少年文庫 (064))作者: メアリー・ノートン,ダイアナ・スタンレー,林容吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/04/15メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (12件) を見る読み始めるまで時…

演習問題の解き方

演習問題を解く時は、いつも時間の制限を気にせずに、何か気付くまで考え続けるという方法を取っていたし、数学をやるのにはそれが一番良いと思っていた。 けど、自分にとって一番良いわけではないということが分かってきた気がする。 90分で3問、この配…

浜村渚の計算ノート 2さつめ/青柳碧人

浜村渚の計算ノ-ト 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)作者: 青柳碧人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/01/17メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (21件) を見る2冊目はさらに面白くなっていた。 ルービックキューブを触りたく…

ソラの星/岩関昂道

ソラの星 (メディアワークス文庫)作者: 岩関昂道出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2012/01/25メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (12件) を見るよくあるような気がするのに、あまり読んだことがないような、そんな設定で、…

不思議絵師 蓮十 江戸異聞譚/かたやま和華

不思議絵師 蓮十―江戸異聞譚 (メディアワークス文庫)作者: かたやま和華出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2012/01/25メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見るこっちも一気に読んでしまった本。 全体的に雰囲気が好…

ぼーず

合宿だとか法事だとか、なんだかいろいろばたばたしていて、落ち着いた時間が取れないうちにかなり日数をあけてしまった。 ついったーで書いているような短いものでない、ある程度の長さを持った文章を書こうとすると、やっぱりパソコンで書きたいし、それな…

浜村渚の計算ノート/青柳碧人

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)作者: 青柳碧人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/06/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 65回この商品を含むブログ (54件) を見るいきなり数学が得意だという女子中学生の登場から始まって、とんとん拍子に話が進んで…

アイスクリン強し/畠中恵

アイスクリン強し (講談社文庫)作者: 畠中恵出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (26件) を見るなんというか、こう、まず表紙と中身のギャップがすごい気がする。 ミナも、長瀬も、文章読…

あしたはうんと遠くへいこう/角田光代

あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/02/01メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (116件) を見るついったーには何度か書いていたけれど、とにかくダメージの大きい読書だった。 読んで…

ふるえる

継続することができるのも、一つの才能、能力なんじゃないかなって思う。 かなり自分に都合の良い解釈である気がするけれど。 続かない。やる気も、気持ちも、元気も。 自分の軸すら続いていない気がしていて。 どうしようもなく継続することの必要な世界に…

よいのふち

「何か良さそうなことを書きたい」と思って書き始めて、三行くらいで全部消す。 どうしても作り上げたようにしか思えなくて、そんなものが書きたいんじゃなくて。自然にこぼれてくるような、そんな言葉だけ書き留めたい。 負けず嫌いだから、誰かに無理だと…

野に出た小人たち/メアリー・ノートン

野に出た小人たち (小人の冒険シリーズ 2)作者: メアリー・ノートン,ダイアナ・スタンレー,林容吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1985/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログを見るやっぱり訳が気になる。お話としては、嫌いじゃないのに…

となり町戦争/三崎亜記

となり町戦争 (集英社文庫)作者: 三崎亜記出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/12/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (325件) を見る町政としての戦争。ただ大規模に殺しあうわけではない戦争。日常の延長線上にある戦争。 テ…

Axの定理

Axの定理なる定理を知った。 主張自体も面白いけれど、その証明がとても興味深い。 無限個の公理の上に成り立つ定理は、有限回の手順で証明されるから、有限個の公理のみで定理が成立する。 なんか、ほんとにそれでいいのかって気もするようなことがきちんと…