2011-01-01から1年間の記事一覧

寒サニ負ケル

身体の芯から体温を奪っていくような、そんな寒さ。手足のような末端は、冷たくなりすぎて存在が薄くなる。 いつの間にか、遠ざけていた。始めなきゃ始まらないやる気も、そもそも始めるための元気が出ない。 ただ電車に揺られるように、時間が経つのに身を…

空の境界 未来福音/奈須きのこ

空の境界 未来福音 (星海社文庫)作者: 奈須きのこ,武内崇出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/11メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 164回この商品を含むブログ (62件) を見る本編に出てくる、鮮花のルームメイト、瀬尾のおはなし。 未来がみえるのは、…

のこりわずか

なんだか久しぶりだ。やっぱり、ここで書くことはなかなか続かない。 この土日で大掃除だ、と思っていたのに、すっかり読書に時間を使ってしまった。 数学の優先順位だとか、働くことだとか、生きる意味だとか、人とのかかわり方だとか、考えること、考えた…

空の境界 上中下/奈須きのこ

空の境界(上) (講談社文庫)作者: 奈須きのこ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/15メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 108回この商品を含むブログ (225件) を見る空の境界(中) (講談社文庫)作者: 奈須きのこ,武内崇出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007…

床下の小人たち/メアリー・ノートン

床下の小人たち (小人の冒険シリーズ 1)作者: メアリー・ノートン,ダイアナ・スタンレー,林容吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1969/04/24メディア: 単行本 クリック: 383回この商品を含むブログ (14件) を見る最初に書いたやつを消してしまった・・・。 …

意欲

今読んでいる章が終わりに近づいてきて、どんどん読むペースが落ちてきている。 なぜだか分からないけれど、読もうとするとやる気がなくなる。 読みたくないというわけじゃないのに、読んでも何言ってるのか分からないだろう、という気持ちになって、つい他…

11-12-05,06

数論と微分幾何の講義。 数論は群のコホモロジーだとかPSLが何とかとかいう話をしているけれど、もうほんとに何が起こってるのかも理解できてないし、とうとう計算すら確認できなくなった。完全に板書のコピーマシン。 微分幾何はMathai-Quillen-Thom形式な…

11-12-01 - 04

木曜日は関数解析の講義。 エルミートとかユニタリー作用素を定義して性質を確認してから、射影作用素の定義と性質。 射影はわりと性質がいいんやね。射影定理があるからこそ、なのかな。 金曜のゼミの発表は、まぁちょっと悲しいことはあったけど、つつがな…

効率

今日みたいに、あんまり時間を取って数学をしてないのにそれなりに大きい(と思える)気付きを得られる日もあるし、かなりの時間を数学するのに使っても、なんとなく何も得られてないなぁと感じる日もあるし、いったい何がこんなに変えているんだろう。 後者…

全射

書き忘れ。 射影空間はアフィンのコンパクト化だ、的なことが書いてあって、射影空間がコンパクトであること確かめてないよなぁと思ったのだけれど、射影空間のコンパクト性の証明が何をしていいのかすら分からなくて、多様体の復習がかなり必要だと感じられ…

眠気

本当に何かに感動した経験が、これまでに一度もないのかもしれない。 表現したいという欲求も、他の全てを投げ捨ててでも何か一つのことがやりたいと思ったこともない。 豊かでない心で、豊かであろうと取り繕うから、すぐにボロが出るし、不具合だらけにな…

黒い季節/冲方丁

黒い季節 (角川文庫)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/08/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (7件) を見るまず何より、高校生でこれを書いたということがすごいと思った。自分が…

11月の終わり頃

もう12月になっているなんて信じられない。 0655を見られる時間に起きて、2355を見て寝るという生活をしようと思ったのが1月で、それからもう11ヶ月も経ってしまったのか。 あの時思っていたほどには勉強していないけれど、それでも多少は生活…

11-11-30

幾何学の講義と実代数幾何の講義。 幾何学は、ポアンカレ双対性定理の証明。コホモロジーが同型になったりなんだりする条件とかを見ていた。 二回連続で休んでしまったのだけれど、まだ何とか付いていける気がする。全く演習をしてないから、時間を見つけて…

ちょうどいいところにいたい

最近ほんとに数学してるか、食べたり寝たりしているか、バイトしているかで、時々物理の本を読んだり小説を読んだりはしているけれど、あまりボーっとしたり落ち着いて音楽を聴いたりしていない気がする。 適度に息抜きをしないと、長い時間やるだけでは何の…

対話

ここ一年くらい、まぁいろいろあったものの、わりと懇意にしている友人の就職が決まったそうだ。 メールで報せてくれたのだけれど、一番最初に来たのは喜びよりもむしろ安心だった。 就活の話を聞き始めた時には、それは自分の話ではないのだという認識を持…

11-11-29

微分幾何の講義。 今日はThom形式が存在することの証明の準備。共変外微分とかトートロジカル切断とかのThom形式の材料を与えて、満たすべき性質の確認など。 ゼミの予習は射影多様体の間の射について。具体的な例としてVeronese埋め込みが出てきた。ここま…

11-11-28

数論と特殊関数の講義。 数論ではモジュラー関数とコホモロジーの関係みたいなことをやっていた。一気に何をやっているのかがわからなくなった気がする。 特殊関数の講義は、ガンマ関数の性質のみ。講義の主題はわりと面白そうな上に、わりと丁寧な先生だか…

11-11-26,27

ゼミの予習と関数解析のレポートのみ。 予習といってもエクササイズを考えただけだった。 結局イデアルの準素分解の自分なりのアルゴリズムを見つけることはできずに、計算機を頼っての分解をしてそれの正当化をしただけで終わった。 今読んでいる本はあんま…

マルドゥック・スクランブル/冲方丁

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)作者: 冲方丁出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/05メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 336回この商品を含むブログ (415件) を見るマルドゥック・スクランブル―The Second Comb…

読書の秋?逃避の秋?

水、木とバイト以外何もなかったのに本ばかり読んでしまっていた。 一番勝てない誘惑は、小説から与えられるものなのかもしれない。ちょっと、耐え難い。 映画を観たり本を読んだり遊んでみたり、休日がきたときに息抜きばかりになってしまっていて、新しい…

11-11-21,22,23,24

昨日、今日は講義なし。 月火は数論とフィルターと微分幾何のみ。 数論は、モジュラー形式のL関数と、群のコホモロジーの話。コホモロジーの定義なんかはだいぶ慣れた気がするけれど、群のコホモロジーなんてどうやって使っていくのか、今はまだ想像もつかな…

くまちゃん/角田光代

くまちゃん (新潮文庫)作者: 角田光代出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/10/28メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見るふられ小説、という帯の文句につられて買ってしまったのだけれど、まぁ見事に次から次へとふられて…

数学系

理系じゃないなって、他の理系大学生のつぶやきだとか、話だとか、世間のイメージだとかを見ていると感じる。 研究室のようなものに縛られることもなく、好きな時間に好きなことを好きな場所でしていれば良いだけだ。 自分のことしか分からないけれど、数学…

なんでもなく

寒い寒いと言いながら、まだ部屋着は半袖を着ていたりする。 それにしても、この一週間くらいはそれなりに忙しかったというか。疲れた。 集中講義があって、内容に対する予備知識は全くなかったけれど、とりあえず最後まで聞いてみた。 毎日二時間程度、それ…

2011-11-13 - 20

一週間分。 とりあえず集中講義がメインだった。 数論への応用を考えた、リジッド幾何学の話とその基本的なクラスの空間上のコホモロジーの話。 二日目からは普通にじゃんじゃんスキームが使われていて、スキームの定義すら知らない身としてはほとんど手放し…

植物図鑑/有川浩

植物図鑑作者: 有川浩出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/07/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 397回この商品を含むブログ (358件) を見るすごい、すごく、料理がしたくなった。 胃袋を掴んでみたいし、胃袋を掴まれ…

甘え

昼間あったかいのもゆるくなってきて、徐々にではあるけれど冬の気配が近づいてきている。 朝晩は結構冷える時もあって、暑がり+汗かきである人間としてはなかなか辛いものがあったり。まぁ、年中気楽に過ごせる時期はないけれど。 今くらいの季節の、夜の…

11-11-12

関数解析のレポートを考えるくらいしかしなかった。 二問しかないのに一つは途中まで。 稠密でないことを示したいから、集積点にならない点があればよくて、その候補はすぐ分かって、集積点にならないことをどうやって示すのかとしばらく悩んで、収束する点…

11-11-10,11

10日、関数解析の講義。 Rieszの表現定理と逆作用素の定義と基本性質あたり。 表現定理はとても大事な気はするのだけれど、具体的にじゃあどういうところで使うのかというとあんまりよく分からない。 まぁでも、共役空間と元の空間とが同型というのは有限…