浜村渚の計算ノート／青柳碧人

浜村渚の計算ノート (講談社文庫)

いきなり数学が得意だという女子中学生の登場から始まって、とんとん拍子に話が進んでいくのに、それに置いていかれることがなかった辺りが、話に入り込みやすいポイントだったのかもしれない。
読み始めてすぐに引き込まれて、結局その日のうちに（日付はかなり跨いだけど）読んでしまった。
数学が楽しいって言う雰囲気がうまく出てるなってところと、無理矢理そんな雰囲気にしているところが混在していたけれど、全体として面白かった。
数学が題材にされていると、結構無条件に好意的に解釈してしまうのかも。
続きも出てるみたいなので、読んでみる。
あと、最後の竹内薫の解説で、竹内薫が俺調で文章を書いているのを初めて見て、それはそれで興味深かった。