なんでもなく

寒い寒いと言いながら、まだ部屋着は半袖を着ていたりする。
それにしても、この一週間くらいはそれなりに忙しかったというか。疲れた。
集中講義があって、内容に対する予備知識は全くなかったけれど、とりあえず最後まで聞いてみた。
毎日二時間程度、それが五日続くだけなのに、ただ普通の講義を聞くよりもはるかに触発された気がする。
講義をする先生も、普段よりも砕けている感じで(うちの大学の人じゃないから見たことないけど)、学生と教授という枠が取り払われて、数学を勉強している個の集まりとなって、それでも改めてすごいなと感じさせられた。
何のバイアスもかかっていない状態で、どれだけのことを知っているんだろうと思うくらいに、はるか遠くに感じられた。
自分を比べるのもおこがましいと思うけど、それでもやっぱり比べずにはいられなくて、天と地ほどの差ってこういう時に使うのかな、とか。
とにかくすげーすげーと感じてばかりの五日間だった。
自分が今勉強しているはずの分野の発展的な話だったのだけれど、その分野での基礎は当然知っているべきなのに、4月からこれまで、全くそういうことには触れてこなかった。
古典的なことだけやって、微妙に具体的な計算をして、それだけで満足してしまっている。全然、先端には近づけてすらいないと、そんな風に思う。
どうしてもゼミを一番先に考えてしまうけれど、それでも自分なりに現代的な範囲の基礎くらいは勉強しておきたい。知らないこと、たくさんある。