11-10-29,30,31

29、30日はともに数学せず。
こうやって書き始めてみると、まったく数学してない日がしっかり存在しているんだなぁと実感させられる。
31日。
寝不足からか、うつらうつら、こっくりこっくりしながら受けていた講義が多くて、ノートを取るだけで意味を考えようともしていなかった時間が長かった。
PDE、数論、フィルターの講義。
PDEは縮小半群の存在定理の証明を二通り、Hilleの方法と吉田耕作の方法。
形式的な計算と、論理的に確かめなければいけないところと、解析的な感覚がなかなか掴めないままでいたというか、形式的な計算だけで済ませてしまうまずさというものを、この講義を聞いてて初めて実感することができてきた気がする。
読んだ本、センス、講義の教授の振られ方、どれも今まで自分に合わなかったのだろう、遅いけど、でも今からでもやりたい。
数論は、Fuchs群についての保型形式を定めて、あとヘッケ環の定義まで。
前回までわりと計算は追えていたと思っていたのに、今回は初めて見る記法が増えたからか、戸惑うことが多かった。
もう一回ノートにまとめ直さないと、しっくりこなさそう。
フィルターの講義はNのストーンチェックコンパクト化の性質と超極限、ウルトラフィルターの加法とその結合律まで。
全く未知の、遠い世界へ連れていかれている。このままどこへ向かっていくのやら。目標はファンデルヴェルデンの定理らしいけれど。
ゼミの方は、相変わらずエクササイズが解けない。
前回のゼミのときに少しヒントをもらったのだけれど、今考えているのはそのヒントを全く活かせていない。
幾何学的な直観を代数的に扱えていない。これはもっとできるようになるのかな。
せっかく指導してもらっているのに、もうその時間も残り3分の1くらいか。少しでも多くを得たい。