終わりに向かって

10月になった。四回生が半分終わった。でも自分は何一つ変わっていない気がする。
何かをしようと思って、また違う方向を向いて、誰にでなく自分に振り回され続けてきたような。
やりたいことに順番を決められないから、いろんな方向に歩き出そうとして歩き出そうとして、結局また元の所に戻ってきているような感じ。
進路は決まったのに、目的地は決まっていない。


面白そうだと思うことを、実は一つも見つけられていないのかな。何をしていくんだろう、何をやって生きていくんだろう。
今いるこの場所に居ることだけで満足してしまっている。
欲がありすぎるのか、なさすぎるのかも分からない。
少しでも苦しいと投げ出してしまうことが癖になって、それが自然になってしまったのかもしれない。
そうやって薄っぺらいままで、それで良いと思っているわけじゃないと考える自分がいるけれど、そのままで良いと思う自分がいるのだろうか。
自分のことをよく見てこなかったから、自分に合った姿を見つけられないし、理想とする姿はどこまでも広がり続けるし、まだ半ばに達してもいないのに、疲れてしまった気がする。


何をどうすれば良いのだろう。それを見つけられるだろうか。