りんごもも

突然高校の教室に座ってたと思ったら、いきなり線型代数の授業が始まって、練習問題がなんか難しいのだけれど(Zの剰余環のイデアルの根基を求める問題だったような)、T君が黒板ですらすらと解いて、8の10乗とかを暗算し出すし、その暗算を確かめるとかいって、見たことある院生の人らが次々に前に出て「これはすごい」とか言い出すし、そんな感じで一つ目の授業が終わって休み時間になったら、バイトで教えてる高三の子が同じクラスになってて、こっちに気づいて「12日が(院の)合格発表なのに、今ここにいるってことはまずいっすよ」とか言い出すし、自分も「うん、まぁ落ちてるやろ」とか笑顔で答えてるし、ふと周りを見回すと、中学と高校の同級生が入り乱れたような構成になってて、皆すました顔で学ラン着てるし、そうかと思えばバイトの同僚の子がセーラー服着て前の席にこっち向いて座ってて、目があってちょっと話してたら(中身忘れた)頬を染め出すし、そのうちに次の授業が始まって、先生は高校の物理の先生なのだけれど、自分にだけ高校の時
使ってた英語の長文問題集(うすいやつ、cuttingedge3)を提出物の返却の体で渡してくるのだけれど、受け取って中身を見たら全部現代文の読解演習みたいな問題だし、先生は「合格点は満点だから」とか言い出すし、全ページに落書きのレベルを越えてるようなイラストが書かれてるし、それを覗き込んだクラスメイトが「これ答え写したやろー」とか「やっぱりあいつと仲良いねんなぁ」とか言い始めて何を言ってるのかと思ったらなんか後ろの方が騒がしくなって、振り向いたらなぜかキョンの上にハルヒが座ってて、その後ろの席で友達の上に朝比奈さんが向かい合わせに、その上にキョン妹が逆向きに座ってるというなんだか羨ましいのかよくわからん状態になっていて、ハルヒが「そんなの知るかっ!」とかすごいぷりぷりと怒っていて、突然席を立ったかと思ったら教室から出ていくし、教室がざわざわとし始めて、次から次へと何かしらの理由をつけて皆外へ出ていくのだけれど、いつの間にか先生が女の人に変わっていて、あわあわしているのだけれど、誰も気にせず
出ていき続けて(一人ずつ出ていっていたような)、だいぶ減ったなぁ、あと8人くらいかなぁと思ってたら、突然自分の頭の中に「神頬桃」という漢字が浮かんだのだけれど、何を思ったか、次に出ていくやつが「りんごもも!」と言い出して(神頬桃のこと?)、りんごももが教室を出ていく理由のブームになったかのように、どんどん「先生、りんごもも!」と叫びながら教室を出ていく学ランセーラー服姿達を見て、皆ジュース飲みに行ったのか?、なんてのんきなことを考えていたらいつのまにか自分と真面目そうな女の子と先生の三人しかいなくて、自分は「僕は出ていくつもりありませんよ」とか(優等生アピール?)言い出すし、真面目そうな女の子は、我関せず、みたいな顔をしてるのだけれど(その状況でなにしてたのだろう)、先生は先生で、壁に寄りかかりベタベタな感じにどんよりと雲を漂わせて拗ねているのだけれど、突然紙パックのジュースを取り出したかと思ったら、ちうちうとそれはもう幸せそうな笑顔で吸い始めて、なにかと思って目をこらすと、「りんご
ももジュース」と書いてあり、笑いをこらえながら女の子を見たら彼女もまたこらえている様子で、こっちに気づいて、「出ていこっか」「うん」みたいなやり取りをして、幸せそうな先生を後に教室を出ていった、という夢を見た。