院試が終わって

昨日8月1日で、とりあえず院試が終わった。
ちょっと落ち着いたし、感想など。
たくさんある過去問も5年分ちょっとくらいしか解けなかったし、二日目の試験の内容については一日目が終わってから目を通した程度だったのだけれど、自分としてはよくできたというか、普段以上の力を発揮したかなぁというそんな感じの手ごたえだった。
手ごたえ通りか、それなりに一日目の試験の成績が良かったようで、二日目の試験も受けることができた。
二日目の数学の試験については、試験時間が4時間あったのに、半分くらいはひまだった、というか、解けない問題とにらめっこして、結局解けなかった。
代数学の問題が二問出ることは分かっていたから、三問回答のところをその二問だけがんばって解こうと思ってたのに、早々に二つとも解けたと思ってしまったり。
あまりにも他の分野の復習をしてなさすぎて、二時間にらめっこしても何にもわからなかったけれども。
英語の試験は、わりと楽しかったという感じ。正直英語の出来で差をつけるようなとこにいると思っていないから、さして重要だとも思っていなかったのもあるけど、洋書の和訳だったり英語で数学の問題(とても簡単)を解いたり、なんだか面白かった。
三日目の口頭試問は、大学院の教授陣勢ぞろいといった感じのところでセミナーをするような、そんな感じのものだった。
なんでここを志望したのかとか、どんなことやりたいかとか、試験の出来はどうだったかとか、そういう形式的な質問の後に数学の質問。
解けたと思っていた代数学の問題の一つの出来が悪かったようで、その場で解くことに。
今思えば間違っている、というかわけのわからない解答を書いていたなぁと思えるのだけれど、正直そのときはどこがおかしいのかあまり把握していなくて、しどろもどろになりながら自分の考えを伝えようと試みる。
考えがまとまっていないのもあったけれど、うまく伝えることもできなかったようで、ヒントなどをもらいながら考える時間をもらったのだけれどさっぱり分からず。
このあたりから何を言われても「分かりません」構成。
最終的にこういうことだということを言われて初めて、とても簡単、というかとても基本的なことを聞かれていたのだということに気がついた。
ゼミの演習問題でも似たような問題を解いていたのに、すっかり頭から抜けていたというか、頭が止まっていたというか。
結局数学の質問はその問題についてだけで、ゼミで勉強してきたことなどを聞かれるかという予想はまったく外れてしまった。
あの受け答えでは、数学する力がまったくないと思われても仕方ないくらいで、とてもとても悔しい。
力があると断言できるほどに数学ができるとは思わないけれど、それでも少なくとも三年間、のろのろと勉強してきたのに、そのことすらなかったような印象しか与えなかったんじゃないだろうか。
悔しい。
でも、どんな精神状態であろうと、あの質問はしっかり勉強していれば答えられたはずだし、結局のところ、絶対的な勉強量というものがまったく足りていないのだという結論しかでてこない。
勉強不足に始まり、勉強不足に終わるのかな。
かなり悔しかったこの気持ちは、できることなら一生忘れたくない。
まぁそんなわけで、悔しさしか残らない三日間だった。
一日目の試験がそれなりにできたことは、喜んで良いはずなんだけれどね。終わり悪ければ全て悪し。
一応来週には院試第二段があるのだけれど、もうあまり試験のための勉強をする気が起きない。
問題解くのも楽しいのだと、今のゼミで学んだけれど、やっぱり試験のためって思うと、できるだけ多くの問題に触れたほうが良いような気がして、一問一問にさく時間があまり取れない。
一問についてじっくり考えるのも、ほんとは勉強になるはずなのに。
それだけ濃いことをできないのかもしれない。
それじゃ何もできないままなんだけれどね。