さみしさの周波数/乙一

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

短編4つ。未来予報とフィルムの中の少女が初めてだった。
自分のことを気にかけてくれる存在、それを実感することは滅多になくて、もう存在し得なくなってから分かったりする。
無意識に気にかけていたことを、できなくなって初めて気付いりする。
その類の悲しさがあった。

フィルムの中の少女は、ホラーだった。結構怖かったけれど、実は勘違いを含んでいたと気付いたり。