11-12-01 - 04

木曜日は関数解析の講義。
エルミートとかユニタリー作用素を定義して性質を確認してから、射影作用素の定義と性質。
射影はわりと性質がいいんやね。射影定理があるからこそ、なのかな。
金曜のゼミの発表は、まぁちょっと悲しいことはあったけど、つつがなく終わった。


土、日、と休みがあったのに、ゼミの予習はあんまり進んでいない。
でも、具体例を調べることの大切さが理解できた気がする。
今までずっと抽象的な証明をそのまま飲み込むように理解しようとしてここまできていたけれど、ふと、与えられてる例で証明と同じような議論をして何をしているのかを理解すればいいということに気付いた。
こんなこと、高校生でも知っていてもおかしくないのに。
もう五年目の大学生活で、ようやく気付くことができた。こんなんてよくここまで来れたなと、むしろ感心してしまう。
これが分かっただけでも、次の二年のことを思えばかなりの収穫になっていると思う。もちろん今までの自分のままだった場合と比べて、だけれど。
今読んでいる本は、誤植がかなり多いと思うし、数学的な話の定性的な話?で何言ってるのか分からないよもっと論理的にプリーズ、みたいなところもあるし、代数幾何の勉強をしているということを差し引いても、かなりストレスが溜まるのだけれど、ここまでに得てきたものって、単に本の内容の理解だけじゃなくて、どうやって考えるのかとか、そういう今だけでなく必要になる技術、方法論的なものが多い気がする。
それを考えれば、まぁ嫌いにはなれない本かもしれない、けど、やっぱこの本そんなに好きじゃない・・・。