完成

日曜夕方に起きてから月曜昼にかけて、時々計算しつつもずっとアニメばかり見てた。
マクロスFとゾンビ。
大して数学もせずにアニメばかり見ていると、頭が勝手にいろんなことを考え始めて困る。
普段悩みもしないことたちの泥沼にはまり込む。


完成しているものが好きだ。
これ以上続きようもなく、完結しているもの。
続きは想像したとしても、それはあくまで自分のつくりだしたもので元のものとは別のものになってしまっている。
一つの作品、一つの事象として確定しているものでないと、楽しめないのかもしれない。
完成しているように見えるものが好きだ。
結局、見た目だけだ。
中身は問わずに、外見としての完成度しか見ていない。
実際は完成もしていないのに、自分の尺度で整っているものとみなしている。
完成していると自分で思えるものにしか、身を委ねられない。
そうやって完成されたものばかり消費することは、楽で、そして気持ちも良い。
どうして未完のものに携わろうとしないのだろう。
どうして完成ばかりを求めるのだろう。
どうして、自分で生み出そうとしないのだろう。


全てありのままに見えると思っている自分がいる。
本当は、苦労して、苦しんで、見えないままかもしれないという絶望を携えながらも努力して、そうやって初めて見えるものもあるはずなのに。
そういうものがあると思っているのに。
そういうものしかないという気もしているのに。
何の努力もしないまま、見えるものだけを手にしていきたいと甘えている。
捕まえようとしなければ掴めない。
待っていても何も寄ってこない。
努力するの?しないの?
何が欲しいの?