二日酔い

とにかくはしゃぎすぎた。
バイトの飲み会で、最初はとにかくゆっくり楽しく飲んでたはずなのに、だんだん楽しくなりすぎて日本酒にまで手を出してしまったのが、きっといけなかったのだと思う。
去っていく人が、増えた。泣いた。
もともと決まっていた人たちだけでも辛かったのに、どうしようもなく寂しくて泣いた。
泣く以外何もできなかった。
はしゃぎすぎた時はいつもそうである気がするけれど、今回もまた二次会はずっと眠っていた、みたいだ。
入り口で泣いて、そこまでしか覚えていない。
たぶん酔っていたのと泣き疲れたので寝たのだろう。
起きた時には1時を回っていた。
なんとなく、ふっきれたような感じがした。
そこからさらに三次会へ。人は三人にまで減っていた。
一人がずっと眠っていたから、5時まで身の回りの話をずっとしていた。
もともと満たないような感情だったのか、そこまで落ちてしまったのかは分からない気持ちについて、正確に話すことができたのはきっと初めてだ。前提の条件が違う。
5時を回って、一つ横の駅までぶらぶらと歩いたり。
家に帰ってきてからは何もできず、ずっとこたつで眠っていた。


自分は、頼りない。今度からは自分が芯に近いところにいることになるのに。
頼ることしかできなくて、力不足で。
独りになるのも難しいことじゃなかった。
心も、気持ちも、簡単に折れてしまう。
不安しかない、年度の始まりかな。