言葉

普段は使わないような、丁寧な言葉がどうしても抜けない相手がたくさんいる。年の上も下も関係なく。
それはずっと、ただ距離感が掴めないからだと思っていた。
でも、それだけでもないのかもしれない。
毒。気づかないうちに、毒がにじみ出す。
自分の言葉を使っていると、ふとした時に突然出てくる。
何にも気にしたことがなかったけれど、それを避けようとしていたのかもしれない。
傷付けてしまうのが怖いから。そこからまた元通りに戻ってこれないようで怖いから。
距離感がわからないというのと近いようで、そう近くもない気がする。


ただ普通に話せるようになれば良いかなと思っていた。
でも、そうやって気を抜くと、違う気も付けられなくなりそうで怖くなる。
そして、今はまだそれで良いと思える時じゃない。