トポロジーへの誘い/松本幸夫

トポロジーへの誘い―多様体と次元をめぐって (幾何学をみる)

トポロジーへの誘い―多様体と次元をめぐって (幾何学をみる)

トポロジーがどういうものを扱って、どんな結果が出てくるのか、その感覚を簡単に解説した本。
とはいえ、全く数学に素養がない人にとっては読めない本かもしれない。


この本で強調されているのは、次元によって空間の性質が大きく変わるということ。
偶数次元か、奇数次元か、あるいは偶数である時に4の倍数の次元となるか。
それだけでも、空間の性質をあらわす数のいくつかが分かる、つまり、空間の性質が次元だけによって決まる。
この本を読むだけでは勉強したことにはならないけれど、動機づけとか、少し具体的にはどんなことを考えてるのかを知るのに良い本かもしれない、薄いし。
読んで良かった。