モノローグ

秋の夜長は何かを考える時間が多く、自然と書きたいことが増えるし、書かなくてもいいことまで書いてしまうことも多くなる。
まぁ、気温暦の両面でそろそろ秋とは言えなくなってきた気がするし、結局は夜更かししてぼんやりしていれば一人語りも多くなるのだろう。
ここ数日は学祭の関係で学校に行く必要がなく、自主休講を含めて6連休という秋休みがあったので、朝まで起きて昼過ぎ夕方前まで寝るという長期休暇型生活を満喫していた。
明日一日を残しているものの、実験のレポートだったり授業の授業だったり予習だったりで潰れるだろうから、実質自由に時間を使えたのは今日までだろう。
この六日でベクトル解析の入門的な本を一冊終わらせようかと思ったのだけれど、結局半分も進んでいない。
見込みが甘かったのもあるけれど、やっぱり自分に甘いことが一番大きい。
何がしたいのかもよく分からないし、できることが何なのかも分からない。
今あるものを全て手離したい気がするけれど、不可能なものもあれば、それを手離すことを惜しんで手離せないだろうものもある。


0になれないのなら、どうするのか。
0に最も近いところまでいくことが最善だとも限らない。
芯がないから、こんな初歩の段階でつまづくのだろうけれど、だからといってはいどうぞと芯を持つことが出来るわけでもなく。
結局何か書いているようで何を書きたいのか分からない何も書いていない文章だけが増えていく。