楽しみ

勉強は面白い。
いつの間に忘れていたのやら。

そう思うようになったのはちょうど二年前ぐらいか、あるいはもう一月前か。
部活を引退して時間が生まれ、少しは勉強でもしようかと思った頃。
その時は解ける楽しみがあった。
考えて問題に正解する喜びというのは、教科を問わず存在していたと思う。
今の大学に入りたいと思い始めたのもその頃。

そして大学に入ってからの数学の授業で知った、分かる楽しみ。
数学でこそその色が最も濃いんじゃないかなんて思い始めたのがその頃。
ただ大学生であるのでなく、それを専攻しようと思ったからこその再受験。
まぁそれと同じかそれ以上にリベンジとしての意味合いも濃かった気がするけれど。


解ける楽しみ、分かる楽しみっていうものが存在しない学問はない、そう思う。
楽しみもなくただ苦行のように感じられることしかないのなら、形を成す前に崩壊しているはずだと思うから。
勉強することの意味というのを見つけるのは難しいかもしれないけれど、勉強することでしか気付かない楽しみも確かに存在する。


ここしばらくはじっくり時間をかけて分かろうとすることがなくなってたような。
時間をかけなければ分からない事はある、というよりそうでないものと比べて圧倒的に多い。
前期もそうだったけど、後期も色々な新しいことに手を出しすぎている気がする。
来年くらいからは腰を据えて何かにある程度集中することも考えていいだろう。



そんな、何でもない学生の何でもないぼやき。