刻まれない明日/三崎亜記

刻まれない明日 (祥伝社文庫)

刻まれない明日 (祥伝社文庫)

ある日突然三千人を越える人が姿を消すも、彼らがその後も変わらずに生活しているという片鱗が伺える町での物語。
突拍子もない、と言えるような設定なのに、無理なく人の繋がりを描くお話としてまとめられ、不自然さを感じさせない。
それが三崎亜記の魅力であるように思う。
面白かった。
公式ガイドブックみたいなのが欲しい。
「失われた町」というのもあるらしく、是非そのうち読みたい。