ある夏の日の夜更かしに、進退を思う

現代文明論講義、京都大学で実際に行われた講義をまとめた本で、こういう講義に出られるのは非常にうらやましい。
その内容も、形式も、教養段階で一度は触れて、考えてみるべきことのように思う。
思い返すに、同じ類の講義はあったのに、数学一辺倒になってしまったことでそういう機会を自ら減らしていた。
結果を見ても、元々の自分の感触でも、専門家になる、研究者になるというのは、人間としての能力の時点で不向きで、そのように学生時代を過ごしてきたことは、果たして良かったのか、悪かったのか。
今はまだ断定できないけど、教養にもう少し力を入れて良かったかなとも思う。


読書記録化してしまっているし、他所での発言が主だし、もはやここしか見ていないという人はいないだろうけれど(ここを見ている人も皆無だろうけれど)、一応、先日就職活動が終わりました。
数学数学とばかり言っていた五年間半、数学したのも、色んな人に会えたのも、純粋に楽しかったと感じるけれど、あくまで楽しいことが主眼で、自分の変革というか、あまり揺るがされなかったことはよろしくないのかと思う。
後数ヶ月で研究の方での成果を出さなければならないけれど、その時間も含めた残る半年の中で、「常識」と呼ばれることに対する下地を作っておきたいなと感じている。


大きな節目になるし、ここも含めた過去の記録をどうするのかについても決めていきたい。
まだどうするのかも決めてないけど、来春からもここで続けるのかなという気持ちが少しある。
タイトル変えようかなとか、いくつか考えることもあるけど、そもそも使う習慣がないと意味もないしで、まぁよくわからないし未定、みたいな。