偽物語 上下/西尾維新

偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(下) (講談社BOX)

偽物語(下) (講談社BOX)

本物であろうが偽物であろうが、そんなことは些細なことで、一番大事なことはそのものとしての役割を果たせるかどうかということ。
本物であることに付加価値を感じる人がいたとしても、役割を果たさない本物は、そもそも本物ではない。なんて。
本物かどうかなんて、それこそ後付けの判断で良いんじゃないかな、とか。
在る、ということがそもそもの証明に、なるんじゃないかな。
火憐も月火も、とても魅力的なキャラクターで、バトルパートがあるからこそ引き立っているのかもしれないけれど、延々ギャクパートで千ページ続いたとしても、飽きずに最後まで読み続けられそうな気がする。
あぁ、面白かった。