亜玖夢博士の経済入門/橘玲

亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫)

亜玖夢博士の経済入門 (文春文庫)

7月1日に書こうとしたままだったから、読み終わったのは二週間以上前になる。


「相談無料。地獄を見たら亜玖夢へ。」
いくつもの学問を修めた亜玖夢博士が、人々を助けようと歌舞伎町に研究室を構え、そこへ相談に来た人の悩みを、それまで修めた学問、主に経済学を用いて、真剣に解決していく。
亜玖夢博士に相談を受けてもらい、相談者は簡単に悩みから解き放たれる・・・となれば幸せなのですが。
ブラックコメディと言われる通り、相談者はほとんどが悲惨な目にあい、それを読者である自分はとても楽しみながら読んでいて、夜中に読み始めたのだけれど、寝るのも忘れて笑いながらあっという間に読み終わってしまった。
経済の理論が、実際にどのように使われるのか、例は非日常かもしれないけれど、そもそも実際に使われる場合も非日常なのだから、より笑える例の方が分かりやすいのかもしれない。


続編の、マインドサイエンス入門なるものもあるらしいから、是非読みたいな。