2010-02-13 理想の投影 独り言 なぜ本を読むのだろう、なぜ物語を読むのだろう。 時間なんていくらあっても足りなくて、楽しめるものは限りなくたくさんあって。 その中で、なぜ文章を選択するのだろう。 それは、理想がそこにあるから。 漠然と抱いていて、実現はしそうにもないのに捨てられない像。 その理想が実現されているから。 実現しないと知りながら、あるいは実現しないと知っているからこそ、その描写を楽しむ。 理想の充足を、楽しんでいるのかもしれない。