霞が関残酷物語/西村健

霞が関残酷物語―さまよえる官僚たち (中公新書ラクレ)

霞が関残酷物語―さまよえる官僚たち (中公新書ラクレ)

霞が関の内情について、実体験も交えながらどういうところが悪いのか、その原因も含めて描かれていた。
俸給表を双六に見立てているのは面白かった。
ただ、元居た組織を批判するのによくあるように、自分のことを棚上げ、あるいは仕方なかったとしているところは、この本に限らずではあるけれど、気持ち悪いなと思った。


官僚が悪い、省益優先だとか、天下りだとか、色々と批判されているのをよく目にしてきたけれど、この本を読む限り、連携する国会議員の方にも随分と責任があるのではないかなという風に感じた。