年収150万円で僕らは自由に生きていく/イケダハヤト

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)

年収150万円で僕らは自由に生きていく (星海社新書)

考え方の基本になっているところが近いからか、よく分かる部分が多かった。
読んでいて感じた違和感がいくつかある。
そもそも自分が生きることができればそれだけで良いのだろうか、自分の親や、兄弟や、その他親戚のことを考えなくても良いのだろうか、ということ。
そして、この本で紹介されているライフスタイルは、きっととても楽しいと思うのだけれど、世界の全ての人がこのような生活ができる気がしないこと、やってしまえば先細りにしかならない気がしてしまうこと、根拠はないけれど。
あと、やはり道路とかそういう簡単に壊れてはいけないものは、コストよりも専門技術を持っている人に託したい。トンネル事故とかのような悲しいことがあったから、専門技術を持っている人に託すのも不安になってしまうけれど。
ものを作り出す視点が欠如している気がする。
全体的に、全ての人が実現できるとは思えない、という気持ちがあった。
面白かったけど、これを読んだだけで得られたものは、ない気がする。
考える視点を思い出す、というのはあったかもしれないけれど。