無限のなかの数学/志賀浩二
読み終わってたことに、昨日の夜寝る前に読もうとして気がついた。
感想としては、まぁ面白かった。
巨大な数、微小な数についての話から極限や収束について、有限に見える円が無限と関係していることについてのお話、フーリエ級数とルベーグ積分の導入のようなもの、などがメイン。
フーリエ解析やルベーグ積分、特にルベーグ積分はまだ全然触れてなくて、どんなものか全く予想もつかなかったのだけど、この本を読んだおかげでなんとなくだけどどんなものか掴めた気がする。
もちろんそれと理論がわかることは別だけど、土台としてあっていいものが少しできたかな。
ルベーグ積分に関連して関数空間の話もあったのだけれど、その辺りを読んでいて関数解析も面白そうかなという気持ちになった。
最後の方にちょろっと代数学の話も出てきたけど、書かなくてもよかったんじゃ・・・
ネーターについての話はほとんど知っていたけど、知らなかったら面白かったかな。
ここから連続群につながっていくんだろうか、連続群ってどんなのなのかな。
ポントリャーギン欲しい・・・
やりたいことがどんどん増えていくけれど、どれもこれもやるわけにはいかないのかな。
制約が多い。
数学に興味のない人には読みづらいかもしれない。
そもそも興味のない人はこのタイトルじゃ手に取らないんじゃないかと思うけど。
歴史にも少し触れられていて、興味を持って手に取った人にとっては面白い本なんじゃないかと思う。