21世紀の新しい数学/黒川信重、小島寛之

abc予想リーマン予想周辺の数学、発展についての対談のまとめ。
F1スキームの話と、巻末付録の空間と環という小文が良かった。
数学を社会に知ってもらうための活動を、黒川さんは本当に精力的にやっているのだなぁと思う。
もっと、いろんな数学者が、特に偉くなった人が、そういうことに興味を持ってくれると、一数学ファンとしてはとても嬉しい。

know/野崎まど

know (ハヤカワ文庫JA)

know (ハヤカワ文庫JA)

最近読んだ小説の中でダントツに面白かった。
ある意味、自分の理想のような、情報通信技術の使われた社会が描かれていた。

日本人はなぜ日本のことを知らないのか/竹田恒泰

日本人はなぜ日本のことを知らないのか (PHP新書)

日本人はなぜ日本のことを知らないのか (PHP新書)

教科書に書かれていない日本史、ということで、いくつも知らない話が出てきて面白かった。
それら全てが正しいかどうかの確認はまだしてないけれど、少しでも正しいのがあれば面白いな、と思う。
史書に対する考え方なども興味を惹かれた。

終物語 上/ 西尾維新

終物語 (上) (講談社BOX)

終物語 (上) (講談社BOX)

相変わらず読んだ後に何も残らないけれど、読んでいる時の楽しさは大きく、夢中になって最初から最後まで読み通していた。
数学好きという設定に首を傾げたくなるところもあったけれど。
どこまで膨らんでいくのだろう、という不安と共に、再び次巻が待ち遠しくて仕方なくなる。

一生モノの英語勉強法/鎌田浩毅、吉田明宏

意識しているのか、とても読みやすい文章でサクサク読み終わった。
英語を勉強するモチベーションがあがった気がする。
いくつか参考になる内容があってタメになった。

電波読本

電波読本―見えない電波が見えてくる

電波読本―見えない電波が見えてくる

電波って何なんだろう、という疑問に、お手軽に応えてくれる本。
実例のところは飛ばし飛ばしで、さっくりと読めた。

小説・震災後/福井晴敏

小説・震災後 (小学館文庫)

小説・震災後 (小学館文庫)

未来と将来、その言葉の使い分けがすごく気に入った。
出来なかったことを、都合良く忘れていたこと、しっかりと思い出すことができた。
もやもやと頭に浮かんでいたことを、はっきりと言葉にして表してもらえて良かった。